東の方から白いもの
京の都に赤いもの
事が始まる朝がきて
変化求める原始めの素
娯楽も何もありゃしない
同じ夜がやってくる
群青色の東京へ
遭難しかけたてたどりつく
わからない わからない
わからない わからない
定時で帰る何とやら
朝のまばたき数える
あっちでほえる赤い馬
そっちでわめく白い鹿
排水溝に流れつつ
肺と灰とが乱れゆく
カタカタ震える英雄が
唇噛んで溶けてゆく
かわらない かわらない
かわらない かわらない
ミラーボールをたたき割る
幸福論じて地下室へ
教育者どもを殴りだす
メトロ揺らして浴室へ
砂のあらしと電球が
平らな日々を物語る
ボイスレスな夢を見て
平らな日々が消えてゆく
by Sugawara, Shota
Nenhum comentário:
Postar um comentário